浄土真宗本願寺派の得度習礼の記憶・その1 これやっておこう!

2023年の8月度の得度習礼に参加させて頂き、無事に得度式を終えて僧侶となりました。

習礼に行く前に色々検索かけて、これ知りたかった!と思うことを記事にして下さっていた方がいらっしゃってとても助かったので、私の記録も参考になれば…と記すことにしました。

何回かに分けて書こうかなと思っています。

もし同じく2023年の8月に得度された方がうっかり検索かけてこれを読んで「これあいつじゃね?」と気付いたとしてもそっとしておいてくださいね!

 

まず、行く前にこれやっておこう編。

 

正信偈は無本でおとなえできるようになっておきましょう!草譜も行譜もです!

習礼7日目以降の晨朝勤行では「唯可信斯高僧説」までは無本です。

できて当たり前だろ!と思われるかもしれませんが、私はできないまま行った…。そして実は完璧と言える人の方が少なかった…。(別の班の方に聞いても、全員完璧ということはなかった模様)となるとどうなるかというと、皆最初の方は声を出せるのですが、段々声が小さくなっていくんですよ…自信がないから。できる人の声に合わせてついていくんだけど、当然指導員の先生方にはわかりますよね、暗誦できていないこと。

これについては閉所式まで言われました。本当に言われたんだよ…閉所式で…。

 

理解度テストのテスト勉強

得度講習会で習ったことは最低限で、そのほか僧侶教本をおさらいしましょう。

選択式の問題はなく、すべて記述式なので漢字も正しく覚えましょう。蝋燭くらいはひらがなでも良いと思う。私はろうそくとひらがなで書いた。その問題は「漢字で書け」って書かれてなかったから!

他の期のことは知りませんが私たちのときは全体的に出来が悪かったようで、ごく一部の出来た方以外は再試でした。私も再試組です。多分点数8割取れなかったら再試かな?テストの点数教えて貰えないのでわかりませんが。

 

以前あったらしい習礼期間中の実技テスト(正信偈、和讃と回向、御文章、領解文)はなかったです。

色々調べていたら8月期だけではなく6月期もなかったようですね。この先もないのかどうかは不明です。

 

上記二つは必須かな。

あと

・新しい領解文

・領解文

浄土真宗の生活信条

・私たちのちかい

・僧侶の心得

・食事のことば

も覚えましょう。習礼中どれも唱和します。新しい領解文は、得度式でも唱和します。

 

晨朝勤行での作法も、講習会で習った範囲はおさらいしておく。

仏事勤行と出棺・葬場勤行は一から教えて頂きましたが、予習はしていった方が良いと思います。発音や音程も本当に一からでした。

私は三奉請と葬場勤行の和讃が苦手…今も復習かかせません。

 

正座には慣れておいたほうがもちろん良いですが、痺れて立てなくても大丈夫です。今は立てるようになるまで足を崩してその場で待たせて貰えます。勤行当番で内陣出勤していてもです。無理して立ってはいけません。けがのもとですし、指導員も止めます。

ただし、得度式では立てないと困るかもしれない。時間がすごくタイトだから。私は得度式では痺れかけてたけど頑張って立ちました。(どれだけ正座弱いんだって話)

 

あとは……衣体の着方と畳み方、墨五条袈裟の威儀の結び方の復習

短時間で着替えなければいけないこともあります。慌てていると威儀の結び方間違えるんですよ…。威儀の結び方は勤行前にチェックされます。されていないと思っても「違いますよ」と言われることも。また、黒衣や墨五条袈裟は座学の間に畳み方のチェックが入るのできちんと畳めるようにして置いた方が良いです。

 

習礼中の生活についてはまた次にでも。